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ジョージ・A・ロメロ/ゾンビの世界

 


ジョージ・A・ロメロ/ゾンビの世界
ゾンビ映画レビュー

 ゾンビ映画のレビューをするのに際し、その評価する上でのポイントを簡単にまとめておきます。
 私にとって「ゾンビ映画」といえばずっとロメロの『ゾンビ』でした。『ゾンビ』は暴力性・残酷性、サバイバルゲーム的なおもしろさ、圧倒的終末観、深いテーマ性といったロメロが『ナイト・オブ・ザ・リビング・デッド』によって提示したゾンビ映画の魅力が全開にされ、そのうえで脚本、演出、俳優の演技、ユーモア、登場人物のキャラクター性なども素晴らしいホラー映画の金字塔です。
 ずっとこの作品を基準にしていたので他のゾンビ映画を観ても好きには違いありませんがいつも物足りない思いを感じてきました。
 私はいわばロメロの『ゾンビ』原理主義者であり、ソンビ映画をレビューするにしてもその観点からの多分にバイアスのかかったものであることはご了承ください。
 ただロメロの『ゾンビ』と並ぶゾンビ映画は求めても現れないと確信するに至りましたので、最近になって他のゾンビ映画も素直に楽しめるようになりました。とくに社会批評的な視点と結びついた哲学的要素はロメロの独壇場で、それを他のゾンビ映画に求めても酷というものでしょう。
 そもそもホラーに小難しい理屈など必要ないというのは私も賛成で、最初は私も『ゾンビ』を純粋に娯楽として愉しみ、そのテーマ性などは後から気付いた付随的要素でした。
 より客観的な視点からゾンビ映画を評価するとなると、まず主要なポイントとしてやはり暴力性や残酷性があげられます。それと並んで重要なのはゾンビと人間とのやるかやられるかといったサバイバルゲーム的おもしろさということになるでしょう。そこに「生ける死者」が地上を徘徊するということから醸しだされる終末観が加わればいうことありません。これらがゾンビ映画を評価する際の主要なポイントであると考えます。
 モダンゾンビがもたらす、SF的要素、宗教的な要素、社会風刺…、またヴードゥ・ゾンビ以来の自分の身近な人間がモンスターと化して蘇ってくるということへの恐怖や悲しみなどといったテーマやメッセージ性は、それらに続く映画個別の評価ポイントということになってくるでしょう。 
 またゾンビというキャラクターにそもそも滑稽な要素があって最初は怖かったモンスターも何度も何度も描かれていくうちに笑いの対象になっていくという宿命もありコメディやパロディ的要素もいくつかのゾンビ映画を評価する際のポイントとなります。
 その他ホラー映画を含めエクスプロティーション映画につきもののお色気や、演出、脚本、俳優、音楽など映画一般を評価する際の主要な要素もそれぞれのゾンビ映画をレビューする際に言及します。

 ということで、暴力性・残酷性、サバイバルゲーム的おもしろさ、終末観を主要評価ポイントとし、テーマ性、パロディ・コロディ的要素、お色気、演出、脚本、俳優、音楽
などを映画それぞれの個別的評価ポイントとして、主要なゾンビ映画をなるべく簡潔にレビューしていきたいと思います。




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