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『デモンズ』
(1985年/日本公開1986年4月)
イタリア 88分
監督ランベルト・バーヴァ 製作ダリオ・アルジェント 原案ダリオ・アルジェント ダルダーノ・サケッティ 脚本ダリオ・アルジェント ランベルト・バーヴァ フランコ・フェリーニ 撮影ジャンロレンツォ・バッタリア 特殊効果セルジオ・スティヴァレッティ 音楽クラウディオ・シモネッティ
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出演ナターシャ・ホーヴェイ ウルバノ・バルベリーニ カール・ジニー フィオーレ・アルジェント
『ゾンビ』の実質上の共同製作者で『サスペリア』などの監督として有名なダリオ・アルジェントが製作・脚本で参加している。映画館で上映されている映画の中の物語がそれを観る観客の現実世界とリンクし、迷宮と化した劇場内に閉じ込められた観客がゾンビ化した人々に襲われ逃げ惑うことになるというストーリー。
ノストラダムスの予言がフィーチャーされているところなどに新味は感じるが基本はイタリア製ホラー映画によくみられる地獄の門が開いたというシチュエーション。そのわりにはあまり終末観は感じない。また迷宮と化した劇場という魅力的な空間をいかしきれず、やや緊張感にかけるゾンビと人間との追いかけっこが長々と続く。かなりの予算が使われたといわれる特殊メイクの出来はよくゴアシーンもそこそこでそれなりに見所はある。80年代半ばのスプラッター映画ゾンビ映画ブームに公開された作品で、結構話題になり、思い入れのある人も多いのではないか。今見直すとすごく80年代を感じさせる作品になっている。
残酷性☆☆☆
特殊メイク☆☆☆
終末観☆
サバイバルゲーム性☆☆
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