CINEMA FREE ZONE
ジョージ・A・ロメロ/ゾンビの世界

 


ジョージ・A・ロメロ/ゾンビの世界
『ヘル・オブ・ザ・リビングデッド』

『ヘル・オブ・ザ・リビングデッド』
(1980年/日本未公開)
イタリア/スペイン 99分

ヘル・オブ・ザ・リビング・デッド

監督ヴィンセント・ドーン 製作総指揮セルジオ・コルトーナ 原案クラウディオ・フラガッソ J・M・カニルス 脚本クラウディオ・フラガッソ J・M・カニルス 撮影ジョン・カブレラ 音楽ゴブリン
?
出演マージット・イヴリン・ニュートン フランコ・ギャロファロ セラン・カレイ ロバート・オニール ギャビー・レノム

 『ゾンビ』便乗映画。音楽も『ゾンビ』の流用、主人公たちが特殊部隊員で前半の展開もそっくり。ニューギニアのいわくつきの科学工場からガスがもれ職員は全滅。現地を取材中のTV局のクルーは突然ゾンビに襲われ、事件の処理にやってきた特殊部隊員に助けられる。原因はガス漏れと関係があるらしく、彼らは科学工場に原因究明のために向うが、その道中でも次から次へとゾンビに襲われ1人また1人と命を落としていく…、というストーリー。
 特殊部隊がテロリストを制圧するために建物に突入する『ゾンビ』をぱくった冒頭部分は、同じゴブリンのサントラを使用しながら緊張感ゼロ!なんか大晦日のかくし芸大会でネタにされてしまった名作映画という感じのへぼい演出で『ゾンビ』のファンには不愉快極まりない。ただまねているのはこの辺りまでで、後は『ゾンビ』とは似ても似つかないモンド映画的描写ばかりが印象的な、最後の最後までユルユル演出の、とにかく味のありすぎるゾンビ映画に仕上がっている。もちろんテーマ性など皆無。まともな映画ファンのほとんどが観ればハラの立つ映画であろうが、しかしそれでも私は結構楽しめた。『人間解剖島/ドクター・ブッチャー』などもそうだが、ゾンビ映画に無理やりヤコペッティばりの気色の悪いモンド映画的シーンを盛り込み、そこに必然性のないお色気シーンを加えて、イタリア映画人らしい職人技でコッテコッテながらなんとか料理してみせるその節操のなさとバイタリティは、ここでしか味わえない珍味を観客に提示してみせる。80年代イタリア製ホラー映画らしい後味の悪さも加えて食あたりの可能性はかなり高いが、一度は味わってみることをオススメします。

サバイバルゲーム性☆☆
残酷性☆☆☆☆(ゾンビというよりモンド映画的描写が気色悪い)
終末観☆☆
エロ☆☆
ユルユル度☆☆☆☆
不快感☆☆☆




ゾンビ映画レビュー


Copyright (c) CINEMA FREE ZONE
CINEMA FREE ZONE

 
広告 [PR] にきび  わけあり商品 資格 再就職支援 無料レンタルサーバー