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ジョージ・A・ロメロ/ゾンビの世界

 


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ブレインデッド

28日後...特別編

ショーン・オブ・ザ・デッド

ジョージ・A・ロメロ/ゾンビの世界
ゾンビ映画いろいろ

 ゾンビ映画いろいろ

 私の、ロメロ作品以外で好きなゾンビ映画は、わりとオーソドックスなものだと思う。
 フルチの『サンゲリア』以降の作品『ビヨンド』(80)とかは、作品の良し悪しはおいといてその狂ったイメージの数々で、捨てがたい魅力を発している。
 『死霊のはらわた』(83)『バタリアン』(85)『死霊のしたたり』(85)といった同じころに日本で公開され、ホラー映画、スプラッター映画ブームを大いに盛り上げたゾンビ映画の有名どころはみんな好きだ。『ゾンビ』ではなく『ナイト・オブ・ザ・リビング・デッド』の影響を受けて製作されたとされる『悪魔の墓場』(74)はずっと後になってから観たがこれはおもしろかった。他にも『デモンズ』(85)や『ゾンビ3』(80)とかのイタリア製ゾンビ映画もゾンビ映画ということでとにかく観た。「ロード・オブ・ザ・リング」シリーズでアカデミー賞を手にしたピーター・ジャクソン監督の出世作『ブレインデッド』(92)は、『死霊のはらわた』以降のスプラッターにスラップスティックが結びついたゾンビ映画の決定版とでもいうべき作品だった。ちなみにフルチには『サンゲリア2』(88)というゾンビ映画もあるのだが、これはとてつもなくくだらない作品である。まあこの作品に限らず、ゾンビ映画の大半は取るに足らない映画なのだが…(『ゾンビ99』(79)なんてのもクズ映画の範疇だろうけど、これはエログロで結構楽しめた。同じ意味で『バタリアン・リターンズ』(93)などもおもしろかった)。
 ところで『バタリアン』は先に述べたように原題を『RETURN OF THE LIVIING DEAD』といって、一応『ナイト・オブ・ザ・リビング・デッド』の続編扱いということになっている。
 こういった、ロメロのほとんどあずかり知らない「リビング・デッド」シリーズの続編やらリメイクやらが、いまもなお世界中で製作され続けているのは周知のところだ。
 『ナイト・オブ・ザ・リビング・デッド』関連では、ロメロが製作と脚本で加わり盟友トム・サヴィーニが監督した『ナイト・オブ・ザ・リビング・デッド 死霊創世記』(90)という正式なリメイクがある。私はこれを東京国際ファンタスティック映画祭で見たのだが、あまり好きな作品ではない(同時上映は確か『ポップコーン』(91)と『ペンデュラム/悪魔のふりこ』(91)だったと思う。両作品とも『ナイト・オブ・ザ・リビング・デッド/死霊創世期』よりずっとおもしろかった)。特殊メイクの出来も悪くなく、演出もまずまずなのだろうが、オリジナルとは比べるまでもない退屈な作品だと思う。私はオリジナルより先にこのリメイク版の方を観ていたはずだから、純粋に作品として物足りなさを感じたのだ(ストーリーはほとんど変わらないリメイク版の方を先に観賞していたにも係わらず、オリジナルの『ナイト・オブ・ザ・リビング・デッド』はそれでも私に十分なインパクトを与えた。脚本ももちろん大事だが要は演出力なのだ)。

ナイト・オブ・ザ・リビングデッド 死霊創世記    ドーン・オブ・ザ・デッド ディレクターズ・カット
    

 『ゾンビ』のヒットに便乗して世界中で大量に作られた『サンゲリア』をはじめとするゾンビ映画が、ロメロの異母弟(異父弟?)といった存在であるとするならば、「リビング・デッド」三部作にインスパイアされたテレビゲームの「バイオハザード」の映画版のヒットを経て2000年代に入ってから製作されはじめたゾンビ映画群は、直径の子供か孫といったところだろうか。
 映画版の『バイオハザード』(2001)は、90年代に入って低迷を余儀なくされていたロメロが再注目されるきっかけとなった功労者ではあると思うが、ゾンビ映画としては中途半端。ダニー・ボイルの『28日後』(02)は(正確にはゾンビ映画ではないが)そこそこといったところ。ロメロの『ゾンビ』をそのものずばりリメイクした『ドーン・オブ・ザ・デッド』(04)には期待が高かったぶんガッカリさせられた。その一方で、ロメロのゾンビ映画のパロディであることに徹した『ショーン・オブ・ザ・デッド』(04)は私にはかなり楽しめる作品となっていた。
 このように『ドーン・オブ・ザ・デッド』や『ナイト・オブ・ザ・リビング・デッド 死霊創世記』などに対する評価が辛口なのは、私のロメロのゾンビ映画絶対主義、『ゾンビ』原理主義にあることはお断りしておく。『ドーン・オブ・ザ・デッド』の名誉のためにいっておけば、この作品もオリジナルと比べなければ、ホラー映画、パニック映画の一つとして良質な作品であろう。観る人によっては一見古臭く感じられる『ゾンビ』よりも『ドーン・オブ・ザ・デッド』のほうがおもしろい好きだという人も多いだろう。
 まああれこれ言っても、私はおもだったゾンビ映画はたいてい観るようにしていて(『ハウス・オブ・ザ・デッド』(2003)なんかも観ましたが、『バタリアン4』(2005)とか『バタリアン5』(2005)などになってくるともういいやという感じもします)、いまにいたるまでゾンビ映画好きは相変わらずである。作品としての評価はともかく、すべてのゾンビ映画が私にとって愛くるしい存在であることに変わりはないのだ。



ランド・オブ・ザ・デッド


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